MAMORIO REで、もうなにもなくさないで済みそう

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MAMORIOから商品を提供してもらい、モニター試用しました。以下、Online新製品発表会を視聴し、その内容も踏まえて書いています。

MAMORIO REって、なに?

MAMORIOは、同名のMAMORIO社が開発・販売している“紛失防止タグ”デバイスです。SDカードを一回り(二回り?)大きくしたようなサイズのデバイスで、こいつがスマートフォン(などと)連携して、忘れものを防いでくれるんです。こいつを財布やカバンに入れておき、もしどこかに置き忘れてしまった時、「財布を(カバンを)忘れていませんか?」とスマートフォンにメッセージが飛ぶんです。
仕組みとしては、Bluetooth接続でスマートフォンと繋がり、一定の距離離れるとその接続が切れる。すると、どこかに置き忘れてしまったのではないかと判断してメッセージが出る、というもの。Bluetoothという“見えない紐”を財布やカバンに繋げておくようなイメージでしょうか。

そんなMAMORIO社は「なくすを、なくす」をスローガンに、このIoTデバイスの開発・販売、そして周辺サービス(連携アプリケーションやら探索スポット(後述))の整備を進めているのだそうです。

そして今回、より安価で、より幅広く使ってもらいたいとの狙いで発売したのがMAMORIO REなのでした。
さらにシンプルな形状にして、ロゴマークまで外しちゃい、シーンを選ばなくしたそう。また、従来品が電池内蔵でユーザーでは交換ができなかったのに対し(有償での交換サービスがあるそうです)、新製品のMAMORIO REは電池交換が可能。有償交換も含めて考えると、初期購入費・ランニングコストを合わせても新製品のMAMORIO REの方が安価になる計算です。

現行品はこちら。デザインの違いが良くわかります。
今回、ロゴマークを外したのは、MAMORIOの認知度が上がってきたことによって、悪意のある人が財布などを拾った時、ポイとMAMORIOを抜き取って捨てられてしまう可能性が出てきたことによるそうです。有名になると人も物も何かと大変なんですね。

箱も本体もとってもシンプル

今回のMAMORIO REはパッケージにも拘っているそうです。シンプルだけど、開ける時に「中身は何だろうな?」とちょっとワクワクするような気にさせる狙いがあるそう。なるほど、外側には写真もないし、中身も見えないから、“開けるまでのお楽しみ”という感じがしますね。

箱の中身と本体はこんな感じ。このMAMORIO REは五個で一セット(バラ売りはしないそうです)。

大きさはこんなもの。SDカード程度ですかね。厚みはもうちょっとありますが。
ペラペラしたのが付いていますが、これは電池の絶縁シール。これを引っ張り抜くと通電して、動作開始。と言っても、慌てて抜かないでください。このあと、アプリをダウンロードして設定準備をしてから引き抜くこと。しかも、一つずつ設定しないといけないので、全部いっぺんに抜かないように気をつけてください。

財布に入れようとするとこんなイメージ(設定前なので、まだ絶縁シールが付いていますが)。落っこちないように、奥の方に詰め込んでおきましょう。

設定・操作は専用アプリで

使い始めるにはまず、専用アプリを用意しないといけません。Android用、iOS用それぞれが用意されているので、スマートフォンにインストールしてください。

こちらはAndroid用アプリの画面。

インストールして立ち上げると、まずはアカウント登録・作成が要求されます。キャリアメールではなく、スマートフォンでもパソコンでも読み書きし易いGmailなどのメールアドレスで登録することをお勧めします。と言うのも、MAMORIOのサービスには「スマートフォンを探す」機能があるんです。そのためには当のスマートフォン以外でメールを受け取る必要があると言う訳。

ここまで来たら今度は本体の登録です。五個ありますけど、一つずつ、設定していきましょう。
この画面まで来たら本体を準備。

こんな感じで絶縁シールを引き抜いてください。

スマートフォン(アプリ)が本体を見つけるとこんな表示になります。メモリがピコピコ動いているかと思いますが、これが出たら「登録可能なMAMORIOです!」部分をタッチしてください。これで登録できます。

登録したMAMORIOには名前を付けたり、カテゴリー分けをしたりできます。財布だったり、バッグだったり、パソコンだったりとカテゴリーが用意されているので適当なものを選び、名前は好きに付けてください。複数の財布用に準備する時にはそれぞれ別の名前を付けて区別できるようにしておきましょう。あと、写真も登録できるので、どの財布なのか、バッグなのかパッと見て分かるようにできます。

この作業を個数分、順に進めてください。私は取りあえず四個、登録してみました。
パスポートケースにも入れておこうと思って登録したけど、パンデミックが収まるまでは出番がないかな。まあ、その時のためにということで。

これで準備OK。アプリはバックグラウンドで作動するようになり、登録した物から一定距離離れて接続が切れるとアプリから通知が来ます。

他にもサービス色々

MAMORIO REはただのIoTデバイスと言うだけではなく「なくすを、なくす」ためのトータルサービス。そのために色々とやってます。

その一つが「みんなでさがす」機能。これは、手元から離れたMAMORIOと他のユーザーがすれちがった時、その場所をお知らせするというもの。もちろん、MAMORIO本体を登録したユーザーにしかその場所は分からない(通知されない)仕組みなので、知らないうちに他のユーザーが自分のMAMORIOを発見してくれるのです。ユーザーが増えるに従って、この機能ももっと効力を発揮していくのでしょう。

もう一つがMAMORIO Spotの設置。駅や街に設置されているMAMORIO SpotにMAMORIOが届くとお知らせしてくれるサービスです。MAMORIO社が各交通機関や商業施設などと提携し、MAMORIOを探してくれる機器を設置しています。
特に、各交通機関のお忘れ物センター・落とし物預かり所への設置を強化していて、全国700路線をカバー。電車・バスの中で忘れものをした場合、忘れものセンターに届けられる(集められる)のですが、最近は相互乗り入れ路線が増えていて、事情が複雑になっているそうです。東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線・東武伊勢崎線の相互乗り入れ路線の場合、落とし物は発見・届けられた場所(駅)によって東急の忘れものセンターに集められたり、東武の落とし物預かり所に持ち込まれたりするそう。それぞれのセンターは相互に連携はされていないので、この路線で忘れものをすると東急・東京メトロ・東武の三箇所に連絡しないといけないことになりかねません。でも、MAMORIOを入れておけば、どのセンターに自分の忘れものがあるのか分かるのでした。なるほど、これは便利。

ちなみに、競合製品のtileJapanTaxi(ジャパンタクシー|旧:全国タクシー)と提携していて、タクシーに忘れものをした時にすぐに分かるようにしているようです。一般庶民の私はタクシーなんてほとんど使わず、もっぱら電車を利用しているので、その点でMAMORIOのサービスに一票、です。

ここから購入できます

さて、そんなMAMORIO REですが、下記の通り、公式ストアで購入できます。

また、Amazonでも販売されるそうです。

。。。。。と言いたかったのですが、反響が大きすぎたのか、下記のようなプレスリリースが出てました。あら、売れすぎて今は「予約のみ受付」ているみたい。「8月下旬より順次発送」となっていました。

予約しておいてちょっと待つのも良いし、「それでは夏休みの旅行に間に合わない!」なんて人は既存商品(第三世代MAMORIOやMAMORIO FUDAなど)を選んでもいいかも知れません。

幸か不幸か東京都民の私は、夏の旅行は諦めています。それでも通院やなんやらで出掛けることはあるし、そんな時にはこのMAMORIO REが静かに活躍してくれるでしょう。

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