ポケトークのハンズフリー翻訳機能なら英語のネットミーティングも怖くない

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ポケトーク ハンズフリー翻訳 ガジェット
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ソースネクストから機材を借用またはライセンスを供与していただき、試用しました。

ポケトークにハンズフリー翻訳機能追加

翻訳ツールでお馴染みの、ソースネクストのポケトークですが、このブログでも何回か紹介してきました。

そのポケトークに新たな機能が加わりました。販売後もファームウェアソフトのバージョンアップをして、新機能が足されていくポケトーク。今回は「ハンズフリー翻訳機能(ベータ版)」です。
通常の使い方では、翻訳したい文章をポケトークに向かって喋ったあと、本体のボタンを押すことで翻訳し、変換した文章を代わりに喋ってくれるというもの。対面で人と話をする時にとても便利。で、新機能では、ボタンを押すことなく、喋った言葉をドンドン翻訳してくれるんです。変換後の読み上げをすることはありませんが、サーバー経由でWebブラウザー表示ができます。

使い方としては、ネットミーティングの際にブラウザーを使って相手に翻訳された文章を見てもらうというもの。

これだけの説明だとちょっとわかりにくいでしょうから、実際に試してみました。

外観をおさらい

その前に、サラッと商品のおさらい。今回借用したのは「ポケトークS」です。
2.8インチの画面サイズで、本体は53.8 x 11.5 x 91.6 mm, 重さ 75 gとなっています。同シリーズには、機能は同じでディスプレイが3.97インチの「ポケトークS Plus」もあります。
どちらも61言語で音声とテキストに、21言語でテキストのみに翻訳が可能。また、カメラで写した文章・言葉を翻訳してくれる機能も。

同梱されているのは充電用のAC電源アダプターとUSBケーブル。本体はUSB Type-Cの端子なので、最近のスマートフォンと共用できます。

ポケトーク ハンズフリー翻訳

同梱のマニュアル類。

外観はこんな感じ。小さなスマートフォンというイメージでしょうか。名前の通り、ポケットに入れておいて、いつでもさっと取り出して翻訳をサポートしてくれるでしょう。

ポケトーク ハンズフリー翻訳

詳しくは下記の記事を参考にしてください。

Wi-Fi接続設定が必要

さて、新しい機能のハンズフリー翻訳ですが、事前設定が一つだけ必要です。この機能、Wi-Fi接続した環境じゃないと動作しないようです。ポケトークには通信用SIMカードを挿して電話回線で使える機種もあるのですが、ベータ版だからなのか、レスポンスを考慮してなのか、Wi-Fi接続のみとなっているようです。

そのWi-Fi接続ですが、既に設定されていれば問題なし。まだの場合は、下記手順で設定してください。
まずは左上のメニューボタンを押してメニューを呼び出します。

Wi-Fi接続されていないと、右上のWi-Fiマークが薄くなっています。その場合、「設定」ボタンをタッチ。

設定メニューでは、Wi-Fiのアイコンをタッチすると設定画面に飛びますので、使用するWi-Fiの接続先を選んでください。あとはスマートフォンなどと同じですね。

ハンズフリー翻訳を体験

さて、肝心のハンズフリー翻訳機能。メニューの「ハンズフリーβ」を選んでください。
すると、ベータ版だからでしょうね、こんな注意書が出ます。「スタート」ボタンを押して先に進んでください。

はい、これで翻訳モードになっています。もう話し始めてOKです。

いつもの場合と違って、喋ったらそれがドンドンと翻訳されていきます。
まずはポケトークが聞き取った文章をそのまま表示。そしてその下に翻訳された文章が出てきます。

ポケトーク ハンズフリー翻訳

ハンズフリー翻訳の様子を動画でも撮ってみました。これくらいのレスポンスで、翻訳してくれます。いや、凄い優秀ですね。

ちなみに、しばらく黙っているとこんな表示が出てきますので、話を再開する時には「続ける」を選んでください。

ポケトーク ハンズフリー翻訳

残念ながら、翻訳言語の選択は画面の→ボタンを押さなければなりません。今、日本語から英語に翻訳していたのですが、これを英語から日本語への翻訳に切り替えるにはボタンを押す必要があります。
さすがに、自動的に喋っている言語を判断して、翻訳の方向を切り替えてくれることまではできません。

ブラウザーに表示してみた

さて、本体だけでこの新機能を使う場面って、あまり思い浮かびません。本体に表示された翻訳文を相手に見せる必要がある訳ですから、面と向かって一方向で喋り続けるような場面じゃないと。

では、どういう時に使うかというと、すぐに思い浮かぶのがネットミーティング。同時通訳的に、喋っている言葉がドンドンと翻訳されて表示される訳ですから。ただ、この場合はWebカメラでポケトークの画面を写しているんではそれもやりにくい。ということで、ちゃんとそれを上手くやってくれる機能も付いています。それがブラウザー表示
元々、ポケトークは喋った言葉・文章をデータに変換し、サーバーに送って翻訳をしています。そして翻訳されたデータを本体に送り返して表示したり、読み上げてくれたりしている訳です。
で、このハンズフリー翻訳機能では、サーバーに送られたデータ、翻訳したデータをWebブラウザーで見られるようになっています。特別なURLとパスワードを発行して共有、それらを知っている人(つまりはミーティングの参加者)がお互いに自分のパソコンやスマートフォンでそれを見るという仕組みです。

実際に試してみました。ハンズフリー翻訳の画面で右上のメニュー呼び出しボタンを押します。

ポケトーク ハンズフリー翻訳

ここで「ブラウザ表示」メニューを選んでください。

すると、URLと共有番号・パスワードが表示されます。このURL・番号・パスワードをミーティングの参加者で共有してください。
ブラウザーで参照できる期限を切ることもできます(三時間だけ、という設定)。

入力補助用のQRコードも同時に表示されるので、ミーティングの最初にこれを映して、相手に読み取ってもらってもいいかも知れません。

さて、こちらはブラウザー上の様子。こんな感じでシンプルですが、ここに指定された共有番号・パスワードを入力します。

ポケトークのハンズフリー翻訳機能 ブラウザー表示

このあとは、ポケトーク本体に表示されていたように、入力された文章と、翻訳された文章が表示されるようになります。

ポケトークのハンズフリー翻訳機能 ブラウザー表示

実際に試してみた様子がこちら。同時通訳のようにレスポンス良く表示されていくのが分かるでしょう。これならばミーティングの参加者もストレスなくコミュニケーションが取れるのではないでしょうか。

ただ、双方向で使えるかというと、ちと問題が。ネットミーティング相手の声をスピーカーを通してポケトークに聞き取らせた場合、ポケトークの認識率が下がるのだとか。デジタル化されたあとの音声は、直接話されたものとは違って聞こえるようです。そのため、確実に翻訳を行うには、両者がポケトークを持っていないといけないようです。

では、どういう時に使えるかというと、パッと思いつくのが講演やWebinarの同時通訳。講演者が一方的に話す場面がほとんどでしょうから、こういう時にはぴったりかも。
ポケトークの翻訳の精度は以前からかなり高いと知っていましたし、レスポンスも今回の試用で問題ないと分かりました。これ、かなり使える新機能じゃないでしょうか。

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