ソースネクストから機材を借用し、試用しました。
ブラウザー表示が便利
ファームウェア(組み込みソフト)のアップデートによって、購入したあとでも新たな機能が追加されていく ソースネクスト のポケトーク。下記の記事で紹介した「ハンズフリー翻訳機能」もその一つです。
これまでは、翻訳したい言葉・文章を喋ったあとにボタンを押すことによって翻訳が始まりました。今回の「ハンズフリー翻訳機能」はその名前の通り、ボタンを押すことなく、翻訳をしてくれるというもの。ただし、文字になるだけで、喋ってはくれません。その辺り、詳しくは下記の記事を参照してください。
今回は、その新機能の中でも特徴的な「ブラウザー表示」の機能をさらに詳しく紹介。
ポケトークが翻訳してくれた結果は、もちろん本体のディスプレイにも表示されます。さらには、ブラウザーに表示(翻訳はポケトークのサーバーがやってくれるので、その結果をブラウザーに表示する形です)できるので、例えばオンラインミーティングでも、相手が同じWeb状のページを見ていると、手元のパソコンで翻訳された結果が見られるのです。
あるWebページの文章を読み上げてみました。すると、こんな感じで表示されます。喋っていって、一息ついたところで「改行」される感じでしょうか。ちょっと専門的な内容なのですが、ちゃんと聞き取ってくれていて、翻訳もしてくれているようです。うむ、ポケトーク君、さすがですな。
そんなブラウザー表示ですが、さらにいくつかの機能があります。右上のメニューを呼び出すと、
- CSVダウンロード
- 画面共有
- 履歴削除
ができるようです。
「ハンズフリー翻訳機能」 自体がベータ版と称されているので、今後は変わってくるかも知れませんが。
「画面共有」を選ぶと、QRコードが表示されました。これを読み取れば、スマートフォンなどでもこの「ブラウザー表示」を通して翻訳結果を見られるようになります。
CSV形式ファイルを出力してみた
「CSVダウンロード」してみた結果がこちらです。
なんか、同じ内容が二行重複しているように見えますが、一行は聞き取った文章をそのまま繰り返していて、もう一行が翻訳結果になっているようです。なぜ、こういう仕様なのかは不明。
翻訳日時,翻訳元テキスト,翻訳結果テキスト 2021-03-30 15:40:00,plm 領域のエキスパートとして経験ノウハウを用いてパッケージにユニークな価値を付与していく。,As an expert in the plm area, we will use our experience and know-how to add unique value to packages. 2021-03-30 15:40:00,plm 領域のエキスパートとして経験ノウハウを用いてパッケージにユニークな価値を付与していく。,plm 領域のエキスパートとして経験ノウハウを用いてパッケージにユニークな価値を付与していく。 2021-03-30 15:40:04, それが基本戦略です。,That is the basic strategy. 2021-03-30 15:40:04, それが基本戦略です。, それが基本戦略です。 2021-03-30 15:40:32,特徴としては稼働実績が多くて安心である。,As a feature, it is safe because it has a lot of operation results. 2021-03-30 15:40:32,特徴としては稼働実績が多くて安心である。,特徴としては稼働実績が多くて安心である。 2021-03-30 15:40:36,価格がリーズナブル回収可能な投資である。,It is an investment that is reasonably priced and recoverable. 2021-03-30 15:40:36,価格がリーズナブル回収可能な投資である。,価格がリーズナブル回収可能な投資である。 2021-03-30 15:40:42,高価な pdm と機能同等。,Equivalent to expensive pdm. 2021-03-30 15:40:42,高価な pdm と機能同等。,高価な pdm と機能同等。 2021-03-30 15:40:49,メニュー類は3ヶ国語対応済み。,Menus are available in 3 languages. 2021-03-30 15:40:49,メニュー類は3ヶ国語対応済み。,メニュー類は3ヶ国語対応済み。
この機能を使えば、あとで議事録を書いたり、聞き取りや翻訳がおかしかった箇所などをチェックしたりして修正することもできるでしょう。
あとから修正できる機能が欲しいな
と言いつつ、ブラウザー表示上でも修正作業ができるとうれしいかな。どういう操作手順にするのがいいか分からないけど、明らかな間違いを見つけたらその場で修正したいな。これ、ベータ版から正式版になるまでに機能追加されているとうれしい点です。
例えば、「アメリカのモデルナ社製ワクチンは」という言葉・文章が、ここでは「アメリカのモデルなのは」となってしまっています。さすがにこれくらい大きな間違いだと、見た相手は元の文章を想像して補うことは難しそう。
文章をその場で直すと再翻訳してくれる、ついでに色が付いて変更箇所が分かる、なんて機能があるといいのだけど。
実はこの時は自分が喋ったのではなく、パソコンのスピーカーから流れる音声をポケトークに“聞かせてみた”んです。「デジタル化された音声は聞き取りミスが多い」との注意書き通り、精度は落ちてしまったようです。これ、使い方が悪かった訳ですね。まあ、逆に言うと、これくらいの制度では聞き取ってくれる、とも言えますが。
ということで、ちゃんとした使い方をすればかなり精度良く聞き取ってくれるし、翻訳結果もブラウザー表示してくれるしで、「ポケトークのハンズフリー翻訳機能は使えるぞ!というのが使ってみた結論です。
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