logicoolのキーボード ERGO K860とトラックボールERGO M575を試す

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ERGO K860 ガジェット
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logicool ERGO K860 and M575

logicoolのキーボード・トラックボールを試用する機会を得ましたので、使ってみた感想をレポートします。

logicoolは、スイスで創業したメーカー Logitech社 の日本法人です。名前が違うのでちょっと混乱しそうですが、そう言う関係になっています。ヘッドセットやマウスなどは馴染みがありますよね。私も以前からヘッドセットやトラックボールを使ってます。(日本法人の)社名の通り、デザインがクールなのが気に入っています。もちろん、性能・品質もいいですし。

と言うことで、今回試用したのはエルゴノミックタイプのキーボード「ERGO K860」です。あと、一緒にトラックボール「ERGO M575」もお試し。ちなみに、一つ前の型のM570は以前から毎日、使っているんですけどね。
さて、公式サイトの説明によると

ERGO K860のご紹介。姿勢の改善、緊張の緩和、サポートの強化を目的として設計されたエルゴノミック スプリットキーボード。
タイピング時の姿勢を改善する曲線的なスプリット キーフレームで、より自然なタイピングが可能。角度のついた形状により、手首と前腕の筋肉緊張が軽減 – 手と肩を常にリラックスした状態に保持。

ロジクールERGO K860ワイヤレススプリットキーボード

とのことです。サイトにはどんな姿勢で使えばより良いのかも写真などで紹介されているので、参考にしてください。ポイントは、手首を高くして置くことのようです。

まずは外観チェック

使い始める前に、まずは箱の中身と、本体の見た目のチェックです。
箱を開けると本体がドンと白い紙に包まれて収まっています。忘れてはいけないのが、右下にあるレシーバー。後述のように、本体電源部に収納スペースがありますが、分かり易いように箱にはこのような形で入っています。撮り忘れて箱ごとポイッと捨ててしまわないように気をつけてくださいね。

ERGO K860

レシーバーはこんな形。USB Type-Aの端子に挿して使います。K860はBluetooth接続も可能ですし、この専用レシーバーでも繋げられるようになっています。ちなみに、このレシーバーをパソコンに挿しておけば、logicoolの製品が最大で八台まで接続&使用可能です。実際、私もキーボードとマウス(トラックボール)を接続させて使っています。

ERGO K860

箱の内側に使い方(接続方法)が書いてありました。まあ、レシーバーを挿して、キーボード側の電源を入れるだけなので、簡単ですけどね。
接続をサポートするツール「Logi Bolt」が公式サイトで配布されているので、それをダウンロード&インストールしましょう。そのツールの指示に従えばさらに簡単に接続できますよ。

ERGO K860

箱の裏にも「効能書き」がありました。

ERGO K860

これが本体の全体像。パームレスト(手のひら・手首を乗せる部分)も一体化されていて、キーの配置は右手と左手とで分かれている(V字を上下逆さまに描いた配置になっている)。手の曲げ方がより自然な状態になるように計算された配置なのでしょう。
写真だとわかりにくいかも知れませんが左右の分かれ目部分が盛り上がっていて、右・左それぞれに向かって落ち込んでいく形です。

ERGO K860

盛り上がった部分はこんな感じで指が入る隙間ができるほど。中央部から左右に落ちていく曲面はかなり高低差があるのがこれで分かるでしょう。

ERGO K860

底面。電池ボックスから白いのが出ているのは、電池の通電を止めている紙。使い始めるにはこれを引っ張り抜いてください。電池は既に中にセットされています。

ERGO K860

電池ボックスを開いてみるとこんな感じ。電池の他に、レシーバーを収納しておくスペースが設けられています。Bluetooth接続をしてレシーバーが必要ないならば、ここにしまっておきましょう。また、キーボード本体を持ち運ぶ時もここに入れておけばなくならないですね。

ERGO K860

傾きを変えるための「足」が付いています。これ、見ての通りにパームレスト側、詰まりは手前側に付いてます。普通(?)とは逆ですよね。上記の通り、エルゴノミクス的には手首側を高く上げる方が良いと言うことですから、それをさらに高めようとしている訳です。

ERGO K860

電源スイッチはキーボードの先端部にあります。「logi」のロゴが描かれているところにあるので、分かり易いでしょう。電源が入ったことを確認できるランプもここに付いています。

ERGO K860

いつも使っているノートパソコンに繋げてみました。パソコンをデスクの奥に押し込め、空いたスペースにK860を置きました。パソコンと比べるとその大きさが分かるでしょう。かなりスペースを取ります。デスクを整理してお出迎えしないといけません。

ERGO K860

置き方の注意点としては、左右に分かれる部分(「logi」のロゴが描かれている部分)がパソコンの“中心”にくるように配置すること。矢印キーやテンキー部分がかなり右側にはみ出る形ですが、これでパソコンに対してまっすぐに向き合って使うことができます。

ERGO K860

使ってみた

はじめて「エルゴノミック」な形状のキーボードを使いました。
デスクトップパソコン用には、普段は硬派に(?)HHKBを使っています。これの代わりに使おうかと思ったのですが、HHKBとはサイズが違いすぎて、このスペースには置けませんでした。

HHKB

なので、別の部屋でノートパソコン用に使うことにしたのでありました。配置的に、ノートパソコンに二台目のディスプレイを繋げて使う時にはキーボードがこの辺りにある方がいいですね。ノートパソコン本体のキーボードだと、ノートパソコンのディスプレイと二台目ディスプレイの位置関係が今ひとつだったので。

逆扇型(手前に広がる形)のキー配置ですが、それほど違和感はなし。初め、ホームポジションを捉える(キーボードを見ないで、ぱっと指を持って行けるか否か)のがうまくいかなかったんですが、それも慣れの問題でした。

キーストローク(打鍵した時に、どれだけキーが沈むか)は浅めです。でも、それなりに抵抗感(押した感)があるので、ふにゃふにゃした感じはありません。むしろ、強めにキーを押す感じ。悪くないです。

ERGO K860

パームレストの感触はグッド。柔らかすぎず、堅すぎずでいい感じです。キー配置が奥に行くに従って下がっていくので、普段よりもパームレストにあまり“寄りかからない”感じがします。いつもは手首で手を支えているのですが、確かにそれに比べると“自然に”指がキーに伸びていっています。なるほど、楽かも。

ERGO K860

「BS(バックスペース)」キーがちょっと遠くに感じますかね。キーが湾曲配置されているせいか、手の角度が通常と異なっているせいか、「BS」キーまで指を伸ばすのが普通のキーボードよりも離れている気がします。「Entr(エンター)」キーはそれほどでもないのですが。これも慣れの問題かな。

ERGO K860

日本語・英語切替のキーは通常通り「半角/全角|漢字」キー(「ESC(エスケープ)」キーの下)に割り当てられています。「BS」キー程ではないですが、こちらも同様に、ちょっと遠く感じます。

ERGO K860

あと、要望があるとすると「キー割り当ての変更ができる」ようになるとうれしいですね。専用ソフトを使ってでもいいですし、何らかの方法でできると大歓迎。
私の場合、「Caps LockキーとCtrlキーの交換」ができるととてもうれしい。「Caps Lock」キーなんて百万年に一回も使わないけど、「Ctrl」キーは日々使いますから。
なお、公式サイトで配布されている Logicool Options というツールを使うと、他のキーボードでは設定変更ができる(Fnキーの割り当てだけ?)ようなのですが、ERGO K860には対応していないのか、インストールして起動しても画面が真っ暗で何もできませんでした。
諸々、対応してもらえるとうれしいなと思います。

と、いつものキーボードに比べて多少の違和感はありますが、湾曲した形状は確かに打ち易い。特に、手前を持ち上げた状態で、それに合わせて椅子の高さも高めにすると、自然と姿勢が良くなっていく気がして、トータルで“疲れにくい”形になっている気がします。とりあえず、このブログ記事を書くのに使っている訳ですが、ここまで書き進んできてだいぶ慣れた感じ。それにつれてこのキーボードの良さも分かってきたかな。

ぶんじん
ぶんじん

緊急事態宣言が解除されても、うちの会社は出社と在宅勤務・テレワークを組み合わせた形の形態になっています。このERGO K860のおかげで、自宅の作業環境がまた一段、グレードアップした気がします。

最後、すっかり言い忘れていましたが、トラックボールのERGO M575もいいですよ。上述の通り、以前からlogicoolのトラックボールを使っていますが、ERGO K860がデスクスペースを広く占有することになり、マウスだと可動スペースが充分に取れなくなる可能性も。それも考えてのトラックボールの組み合わせなのかも知れません。なかなかいいコンビじゃないですかね。

ここから買えます

ERGO K860とERGO M575はセットで、また単体で公式オンラインショップや下記の通り、Amazonなどで購入可能です。自分へのクリスマスプレゼントにいかがですか。

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