ソースネクストから機材を借用またはライセンスを供与していただき、試用しました。
筆まめ Ver.35とは
定番の 年賀状・住所録ソフト 「筆まめ」
ずいぶんと昔からあるソフトウェアなので、もう今さら説明はいらないかもしれませんね。
「筆まめ」は簡単にきれいなはがき、特に年賀状を作成することができ、住所録管理もしてくれるツールです。雛形(テンプレート)から絵柄を選び、それを元に自分の感性で変更も可能。年賀状にふさわしい流麗な日本語フォントも多数用意されていて、私のような字が下手な人もカッコいい宛名が作れるのです。
年賀状に合わせて毎年、干支の柄(雛形となる背景や、ワンポイントの挿絵)が拡張されます。また、期間限定ながら特別な絵柄のテンプレートも提供してくれます。今年(来年の年賀状向け)は葛飾北斎の浮世絵を使ったもの四点となっています。
操作は簡単で迷うことは少ないと思いますが、それでも心配という人向けに丁寧なガイドブック、ガイドムービーも用意されているので、安心です。
今回はそんな「筆まめ」で、葛飾北斎の浮世絵テンプレートを使って十分程度で年賀状の絵柄を作ってしまおうという話。年賀状作成、いつも年末ギリギリになって慌てることが多いですが、今のうちにサクッと作ってしまえばそんな心配もなくなるでしょう。
これまでの筆まめ紹介記事
私も長年の「筆まめ」ユーザーです。いつから使っているのか思い出せないけど、十年以上かな。
過去にこのブログでも何度か紹介しているのでご参考まで。
10分で来年の年賀状をデザインしてみた
ということで早速、絵柄面をお試し作成。なお、住所録作成に関してはまた別に書くつもりです。
「筆まめ」を起動するとこんな画面が出てきます。「筆まめ」は年賀状専用ソフトと思われがちですが、もちろんそんな事はありません。見ての通り、暑中見舞いや案内状もできますし、クリスマスカードなんかもデザイン可能。いろいろな用途で使えますよ。
テンプレートを選ぶ
今回は年賀状作成です。既成デザインから選ぶ「年賀状」や、テンプレートをカスタマイズして作る「年賀状デザインナビ」などが用意されていますが、どれを選んでもその後のガイドに従って手順を追って作業を進めればOKという造りになっています。今回は「年賀状」を選択。
するとこんな画面になります。上段のナビゲーションを見れ分かる通り、4ステップほどで作業は完了してしまいます。
まずはデザイン選択。せっかくですからこここは、今年のバージョンで特別に提供されている葛飾北斎の浮世絵を使ってみましょう。ここでちょっとだけ注意が必要。ほとんどのテンプレート・雛形は筆まめをインストールしたときにパソコンに取り込まれています。しかし、今回のような特別提供のテンプレートなどは「オンライン素材」となっています。パソコンをネットに繋げた状態で、右側コマンドの「文面デザイン選択」の中の「オンライン素材」をまずは選択してください。すると「スペシャルデザイン年賀状」の項目が現れますので、これを選択してください。
四枚の葛飾北斎の浮世絵が左側のウィンドウに現れましたね。ここから使いたいものを選択し、右下の「次へ」で次のステップに進みましょう。
絵柄部品の変更・編集
編集画面に移りました。ここでは“役物”を入れ替えたり、位置修正したりすることができます。
デフォルトでは「謹んで新春の・・・」の部分が縦書きですが、横書きにどうしても慣れてしまっているし、自分で手書きでメッセージを書き入れる時も横書きの方がしっくりきます。ということで、同じような文面の横書き版を探して入れ替えてみました。
もう一つ、黒字の文面が縦書きで残っていますが、こちらは絵柄ではなく、文字が編集できる「文章」扱いになっているので、次のステップで書き換えることになります。
文章の編集
ということで「文章の変更」です。編集したい文章を画面上で選ぶと、右側が文章を編集する画面に切り替わります。ここで好きに文章を書き換えられます。ここでは年の表記を元号から西暦に変更しました。また、縦書き・横書きもここで切り替えられます。もちろん
これでテンプレートを元にしたデザインの書き換えは一旦終了。右下の「次へ」を押して作業を完了させてください。
印刷(プリンター)の設定
最後に、印刷の指定です。自分でプリンターを使ってプリントする時はここでプリンターの設定を変更できます。用紙のサイズを年賀はがきにしたり、材質をインクジェット紙にしたりといった設定です。
もう、できちゃいました。あとはプリントアウトするだけ。ここまでの作業がだいたい十分で終了。いや、便利になったものです。
さらなるカスタマイズで個性を出そう
今回は説明を省きましたが、プリンターを持っていない場合、筆まめから直接、印刷の注文もできるようになっているので、それを利用するのも手間が省けるかもしれませんね。
さて、これで完成でいいのですが、出来上がったデザインは「文面デザイン」でさらに色々と手を加えることもできます。お遊びでサーフィンをしている人やクジラなどを加え、自分の顔写真を船の上に乗せてみました。なお、サーフィンの絵柄はフリー素材から取ってきて筆まめに読み込んだものです。
ソーシャルメディア(SNS)用に画像出力
出来上がったデザインはイメージファイルとして出力することもできます。筆まめははがき・年賀状作成用ソフトとなっていますが、こんな風にデザイン画を作成するツールとしても使える訳です。また、イメージファイルで出力し、メールやソーシャルメディアで“年賀状”を送ることもできるのでした。
今回作成したイメージファイルです。元旦にこれをブログやソーシャルメディアに載せれば立派な賀詞メッセージになるんじゃないでしょうか。
感想
毎年、ちょっとずつ進化して続けている「筆まめ」。歴史も長いので、操作性もかなりこなれていて、無駄なくサクサクと作業を進めることができるようになっています。今回はとにかく速くデザインを作ることに主眼を置きましたが、私がいつも作っているような写真を入れたデザインも豊富なテンプレートを使って楽に作れます。いや、便利。葛飾北斎の浮世絵、特に「神奈川沖浪裏」は最近また話題になっていますし、いいんじゃないでしょうか。
まあ、これは嬉しくはない話ですが、「喪中はがき」のテンプレートも色々と準備されていて、数年前に義父が亡くなった時に利用しました。色々と使える「筆まめ」、おすすめです。
ここから買えます
2024/9/29までは特別割引が適用されるようです。今のうちに購入しておいて損はなさそう。下のボタン、またはバナーからどうぞ。
コメント
筆まめは使っていますけど宛名のとこだけであとは自分ぼ写真を使っています。
私もいつもは自分の写真をベースに、「謹賀新年」やら干支のイラストを貼り付けてます。色々とできて便利ですよね。