ASUSさんから新製品のノートPC E210MAをお借りして試用する機会を得ましたので、何回かに分けて紹介しています。
なお、初期状態はWindows 10 Sモードになっていますが、Sモードを解除し、Windows 10 Homeとして使用しています。
ネットミーティングはできるけど、かなり重たい
これまで外観チェックや、GoogleのOfficeツールを試してみました。
今回は、ネットミーティング関連のツールを試してみました。ただ、残念ながら適当な相手がいなかったので、一人で“会議を開催”してみた結果です。
まずはZoomです。Windows用のアプリケーションをインストールして稼働させてみました。と言っても、実際はブラウザー上で動いている形になります。
内臓カメラは30万画素ですが、まあ問題なく写っていますね。
続いて、Google Meet。こちらはWebブラウザー上でそのまま動くツールです。
最後はSkypeです。こちらはWindows 10用アプリを使っています。
ということで、どのWeb会議ツールも稼働させることができました。ただ、かなり負荷の大きいツールのようで、Zoom稼働中にタスクマネージャーで見てみると CPU使用率 100%、メモリ使用率 85%になっていました。
上記テストは相手のいない状態でしたから、実際に複数人によって使うとなるとオーバーワーク状態になってしまいそうです。
オーバーワーク状態はSkypeの時も同じ。CPU使用率 100%、メモリ使用率 87%になっています。
ということで、Web会議のツールは起動できるものの、実用にはかなり不安があると言えます。プライベートな「Web飲み」くらいならばいいかも知れないけど、カクカクしてしまったり、急に落ちてしまう可能性が高いので、仕事で使うには躊躇してしまいます。
MS Officeも試してみました
前回はGoogle提供のOfficeツールを使ってみましたが、本家であるMicrosoft Officeもインストールして稼働させてみました。私はMicrosoft 365 Personalを契約しているので五台までインストールして使うことができるんですよ。
前回と同じファイルを読み込んでみただけですが、どれも問題なく動きました。他のアプリ、特にChromeブラウザを止めた状態で使ったので、動きは滑らか。拡張機能を多用してChromeブラウザの動作が重たくなっている私のような人の場合は、ブラウザ上で動くGoogleのOfficeツールよりも、本家Microsoft Officeの方が良さそうです。
E210MAにはMS-Office互換のWPS Officeのライセンスが付いてくるので、実際はそちらをインストールして使うのがベストですかね。
MS Powerpointです。どうしても画面解像度が低い(WXGA(1,366×768ドット))ため、編集作業はこのようなページ全体を表示させた状態だと厳しいものがありました。触る場所を拡大表示しての作業となりそうです。
MS-Excelです。こちらも、大きな表を一度に表示させるには画面が狭すぎますが、この程度であれば問題なし。入力作業も普通にできます。
E210MAのタッチパッドはテンキーにもなりますから、表計算ツールには向いているかも知れません。ただ、タッチパッドのテンキー機能切替を頻繁にするのは大変ですから、その場合はマウスが必須となるでしょう。
切替は、パッド右上の「ON/OFF」ボタン長押しで行います。
最後はMS-Wordです。こちらもページ全体を表示させた状態だと小さすぎて編集作業は厳しいでしょう。このように部分的に拡大した状態での作業となります。
とは言え、編集作業そのものに問題はないので、文章を書く作業は問題なくできそうです。
ライセンスが附属しているWPS Officeや、MS Officeをインストールし、単独で使用する分には問題なく使えるようです。E210MAの使い方としては、“単機能”でアプリ・ソフトを一つずつ動かす形で使うのが正解のようです。ただ、ネットミーティングは単独でもかなり“重たい”ので、ちょっと厳しそう。
小さくて(279.1×191.2×16.9mm)、軽い(1.08Kg)のがウリのE210MA。気軽に持ち歩いて、外出先でちょこっと作業、動画鑑賞なんて使い方にはぴったりのようです。
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P.S. 後継機はこちら。
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