logicool SILENT WIRELESS COMBO MK295とは
logicoolのキーボード・マウスを試用する機会を得ましたので、使ってみた感想をレポートします。
前回はlogicool ERGO K860 and M575の試用レポートをしました。その話は下記の記事を見てください。そして、実はもう一セット、試用していたのでした。
前回試したのは“エルゴノミクス”ってのがウリでした。それに対して今回の機種は「サイレント:静音」がキーワード。機種名にも“Silent”とある通り、動作音・打鍵音がほとんどしない、静かなキーボードなのでした。そしてマウスもクリック音が小さい。
また、“COMBO”とあるように、キーボードとマウスのセット売りになっています。
公式サイトの説明によると
気を散らせるものをなくして、作業に集中。キーボードとマウスのノイズを90%以上排除するロジクール独自テクノロジー、SilentTouchを採用したロジクール サイレント ワイヤレスコンボ MK295。世界のベストセラーコンボと同じクリックとタイピングの感触を維持しながら、気を散らせるクリックとタイピングの音を排除しました。
ロジクールMK295サイレント ワイヤレス キーボードとマウスのコンボ
とのこと。
宣伝文句にある通り、とにかく静かなのがウリです。キーボードの打鍵音、マウスのクリック音を極力抑えた作りになっています。リモートワークしている人が多い静かなカフェだとカチャカチャ音が響きますからね。そんなときに使いたいかも。と言っても、マウスはいいとしてキーボードは流石に持ち運ぶには大きすぎますが。
サイズや重さは以下のとおりです。
サイズ(mm) | 149 x 441 x 18 |
重さ(g : 電池込み) | 約498 |
電池 | 単四型乾電池 x 2(アルカリ電池) |
通信 | 2.4GHz (約10m) |
カラー | グラファイト、オフホワイト |
サイズ(mm) | 99 x 60 x 39 |
重さ(g : 電池込み) | 約75.2 |
電池 | 単四型乾電池 x 1(アルカリ電池) |
カラー | (セットのキーボードと同色) |
サイズ(mm) | 14.4 x 18.7 x 6.1 |
重さ(g : 電池込み) | 約1.8 |
端子 | USB Type-A |
システム要件としては、
- レシーバーのためにUSB Type-A端子が必要
- 対応OS:Windows 10, 11、Chrome OS(Chromebook)
となっています。
なお、レシーバーはlogicool Unifying非対応の専用レシーバーになります。
外観チェック
まずは見た目のチェックです。
こんな箱に入っていました。箱の写真に写っているものが同梱品。キーボード、マウス、そしてレシーバーです。
そのレシーバーですが、こんな感じで格納されていました。小さいですからね。間違って捨ててしまわないようにという配慮なのでしょう。見落とさないように気をつけてください。
箱自体が「説明書」になっていました。と言っても手順は簡単。
- レシーバーをパソコンに挿す。
- キーボードの電源スイッチをOnにする。
- マウスの電源スイッチをOnにする
だけです。
専用レシーバー。パソコンのUSB Type-A端子に挿し込んでください。
マウス裏側。電源スイッチは上部左側にあります。最初から電池が入れられた状態なので、使い始めるときは矢印シールを引き抜いてください。
電池カバーを外すと、電池の他にレシーバーを格納しておくスペースも用意されています。
かなり小さめの作りです。私の手だとすっぽり覆えるくらい。
キーボードを見ていきましょう。フルサイズの日本語配列です。矢印キーとPrntScreenキーなどが通常キーの右側に独立して配置視されていて、さらにその右側がテンキーとなっています。
こちらは裏面。黄色の丸に矢印は電池の通電遮断用シール。使用開始時に抜いてください。
折りたたみ式のスタンド(脚)を立てたところ。「8°」と刻印されているので、この傾きは8°なのでしょう。
電源スイッチは右上、テンキーの上にあります。
普段はHHKBを使っているのでこのような特殊キーに離れていないんですが、最上段にFnキーとは独立して音量ボタンその他のコマンド用ボタンが配されています。
ここに「⌂(ホーム)」「✉(メール)」「(電卓)」の各キーがあるんですが、名前の通りの動作をします。また、ツールを使って機能の割り当て変更も可能です。そのカスタマイズ方法は次章で。
公式サイトの説明によると「防水」対応になっているそうなのですが、怖くて試していません。あしからず。
設定変更について
logicoolでは各種ユーティリティソフトを提供しています。ただ、すべての製品で使える訳ではないので、自分のキーボード、マウスに対応したものがあればラッキーと思うことにしましょう。
下記リンク先から諸々ダウンロードできます。
MK295のキーボードで使えるツールがありました。それが“logicool SetPoint”。このツールで、上記の「キーボード最上段のホーム、メール、電卓キー」の設定も変更できます。
「ファンクションキーを選択」し、「タスクを選択」します。
「ブログラムの起動」を選ぶと、さらにどのプログラムかを選ぶ形になります。
思った以上に色々と設定できるようです。
私は「アプリケーションスイッチャー」を割り当ててみました。名前の通り、起動しているアプリケーションを並べて表示してくれます。また、ウィンドウを複数使っている時にはそれも出てきます。マルチタスクしている時にあっちこっちと飛び回るには便利です。
他にも、キーボード側の電池残量も見られるようです。通知もしてくれるようなので、これも何気に便利そう。
あと、「Caps Lockキーを無効にする」なんて設定もできました。間違って押しちゃって慌てることがなくなるでしょう。
でも、できれば「Caps LockキーとCtrlキーとを入れ替える」ことができればベストなんですけどねぇ。どう考えても「Caps Lockキー」なんて使わないですから。
使ってみた
と言うことで、このブログ記事を書くのに早速使ってみました。ホームポジションのセンターをパソコンのセンターに合わせると、配置はこんな感じ。だいぶ右側にはみ出します。なので、マウスを動かすのはその手前の位置に。
雑音の方が大きくなってしまったんですが、logicool SILENT WIRELESS COMBO MK295の打鍵音を録ってみました。比較対象として、キーボード ERGO K860とトラックボールERGOも同じように使ってみています。かなり静かなのが分かりますかね。まあ、意外とERGO K860も打鍵音がしないので、微妙な差になっているかも知れませんが。
さて、使った感想ですが、確かに静か。周りが気になる環境でもこれならば文句を言われることはないでしょう。
その分(?)、ちょっと打鍵感が弱くて“ペコペコ”した感触になります。HHKBに慣れている私には頼りないように思えますが、これも好き嫌いがありますからね。HHKBよりは疲れないかも知れません。
持ってみると分かりますが、とても軽い。金属部分が少ないのでしょう。それもあってか、全体の剛性は高くないですね。もちろん、ふにゃふにゃしている訳ではないですが。この軽さならば、テンキーなしにしてくれたら持ち運びできるのに、と思えました。
このブログ記事を書くのに使った訳ですが、初めての割りには打ち間違いは少なく済みました。キーの形状・配列にクセがないからでしょう。強いて言えば、スペースキーが小さいのが気になったかな。
公式サイトで3,740円(Amazonだと3,400円)という値段を考えると、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。打鍵音が気になる方にはおすすめです。
ここから買えます
logicool SILENT WIRELESS COMBO MK295は公式オンラインショップや、下記の通りAmazonなどで購入できます。色違いもあって、私が試用したのは「グラファイト」。この他に「オフホワイト」もあります。
コメント
いろいろありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
こちらこそ、どうぞご贔屓に。